広いおでこを狭くする方法!植毛で額の生え際を1cm下げるには?

「おでこが広い」自分でそう思っている方、人に指摘された方など様々だと思います。 広いおでこを何とかしたい!という方に向け、おでこを狭くする(生え際を下げる)いくつかの方法を紹介します。

生え際が後退?もともと広い?どっち?

おでこが広いと言っても「生え際が後退して広くなったのか」それとも「元々広いのか」主にこの2つのケースがあります。それぞれの悩みを解消するための選択肢は異なるので、この2つを混同して対策を進めても確実に失敗します。

元々おでこが広いと自覚していた方であればわかると思いますが、あまり意識していなかった人は元々広かったのか?それとも生え際が後退して広くなったのか?そこを見極めなければいけません。

毛根のないところに毛は生えない

当たり前の話ですが、元々(生まれつき)おでこの広い人が生え際を下げようと思って育毛剤や発毛剤を使っても生え際が下がることはありません。

元々毛根がないのであればいくら育毛剤を使っても効果はありません。仮に掌に育毛剤を塗ったとしても毛は生えてきませんよね?

そのため、生まれつきおでこが広いことに悩んでいるのであれば、植毛でしかおでこを狭くすることはできません。

基本的に育毛剤や発毛剤は生え際やM字ハゲには効果が低いと言われています。そもそも育毛剤や発毛剤を使って生え際の後退を防ぐこと自体が難しいのですが、産毛くらいなら生えてくるかもしれません。

男性と女性の生え際の違いについて

産毛でもいいから生やしたいという方もいると思うので男性と女性の生え際の違いについても少し解説しておきます。

男性の生え際は四角い形をした方が多く、髪の毛と額の境目がハッキリとしています。逆に女性の生え際は丸みを帯びていることが多く、髪の毛と額の境目が産毛によって滑らかに見えます。

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こういう違いは生え際に限った話だけではなく、額の形にも見られ、男性の額は直線的で丸みが少なく、まゆ毛が生えている部分に骨が出っ張って見える方が多いのに対して、女性の額は生え際と同様に丸みを帯びている方が多いのが特徴です。

生え際の産毛というのはある意味で女性らしさの象徴であり、生え際の産毛を育てるということは女性らしい生え際に近づけるということでもあります。

もちろん個人差はあり、男性でも産毛の多い方、女性でも生え際がしっかりしている人はいますが、この髪の生え方(生え際)の違いで男女の判断ができるくらい男女間で違いが強いと言われています。

女性はこの生え際の産毛を気にする方も多いですが、男性にはあまり必要のない毛かもしれません。

そもそも元々おでこが広い人が育毛剤や発毛剤を使って生え際の産毛を成長させることに成功したとしても産毛は成長しても通常の髪の毛ように太く濃い毛には育ちません。

生え際を下げるために必要な移植株数(本数)ってどのくらい?

下げたい幅にもよりますが、だいたい1cm生え際を下げるのに必要な移植株数は1000株(2000本)程度と言われています。生え際のラインや頭の形、横幅によっても前後はしますが目安としてまずは1000株程度と考えておくと良いでしょう。

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自毛植毛にかかる費用相場と料金の目安」に1000株の植毛費用の目安を紹介していますが、だいたい1000株で60~100万円前後のお金が必要になります。

移植時の密度を考えるとより正確な移植株数も見えてきます。

植毛株数は密度による

日本人の毛髪の密度は平均で1㎠あたり140~160本と言われています。仮に1株2本と考えた場合、70~80株となります。この密度を100%とした場合、一度の植毛でだいたい50%以上の仕上がりを目指すことになります。そのため1㎠あたり40~50株程度の植毛が目安となります。

額(生え際)の横幅は15~19cmと言われており、仮に19cmだとすると50株×19=950株となります。あくまでも目安の話なので最終的にはカウンセリングの際にカウンセラーや医師に正確な移植株数を割り出してもらうことになります。

植毛は何度繰り返してもオリジナルの密度(自身の本来の密度)にすることは不可能と言われており、植毛では70~80%までが限界だと言われています。80%であれば、だいたい1㎠あたり64株(128本)程度です。

特に薄毛に悩んでいる訳ではなく、生え際のラインを下げるなど無毛部に植毛を行う場合、50%の密度では満足できないかもしれません(100%との生え際で差ができる)。

一度目の植毛でできる限り高密度に、または、複数回の植毛により80%前後の密度を目指していくことになると思います。一度目の植毛で1㎠に40株を移植したとすれば、二回目で30株程度を移植するようなイメージです。

料金の高い安いは悩みの深さによって考え方が変わるので一概には言えませんが、生え際のラインを1cm下げれば見た目の印象は大きく変わります。薄毛治療としてだけでなく、この「おでこが広い」という悩みを解消するために自毛植毛を行う方は意外と多いと聞きます。

1000株程度の植毛であれば1回の施術で終わりますし、場合によってはFUEでも範囲を絞って採取を行えば目立つことなく植毛手術を受けられると思います。

おでこが広いってどれくらい?

おでこが広いと言っても人それぞれに感じ方は違います。

よく言われるのは生え際からまゆ毛までの距離(指が何本入るのか?何cmなのか?)とかですね。これも人によって定義が異なります。だいたいおでこの狭い人は少ない数でも広い人をハゲ呼ばわりするし、元々おでこが広い人は4本なら普通とします。そもそも指の太さも人それぞれです。

あくまでも参考ですが、一般的には指4本を超えると広いと言われています。距離で言えばだいたい7cm以上くらいです。

ただ、頭のサイズも人それぞれに違うので4本を超えるからとか7cm以上だからおでこが広いとは言い切れません。私は頭のサイズが人より大きいと自覚していますがハゲと言われるほどおでこが広いわけではありません(言われたこともないので)。ただ、自分でおでこが広いことは自覚しています。

だいたいおでこが広いと自覚していたり、でこっぱちなどおでこが広いことをいじられたことがある人は4本を超え、中には6本という方もいるようです。
参照:教えて!goo

ざっくり分ければ

3本 狭い
4本 ふつう
5本 広い
6本 とても広い

つまりこれが生え際の後退で考えた場合はそのまま

3本 問題なし
4本 注意
5本 対策が必要
6本 緊急事態

と言えるかもしれません。

指3本分が5~6cm程度なので、眉毛の上から生え際まで6cmであれば許容範囲、7cmを超えると薄毛と認識する人が多いようです。

結局のところ、おでこが広いと感じる最大の原因は顔のバランスです。おでこが何cmあっても、指何本分入ろうともバランスが良ければハゲには見えません。単純に「おでこが広い=ハゲ」ではないのでその点は安心してよいと思います。

おでこが元々広いのか?後退して広くなったのかを判断する方法

自分のおでこが元々広かったのか?後退して広くなったのか?どっちかわからないという方は、おでこのシワを見て生え際の後退具合を図る方法があります。

方法は簡単です。

おでこにシワを寄せる(目を見開いて眉毛を引っ張り上げる)

これだけです。

このときにできた一番上のシワと現在の生え際までの間隔が広いと生え際が後退した可能性があります。だいたい3~4mm程度であれば生え際は後退していないと言われますが、年齢によっても違いがあるようで指一本分(2cm前後)くらいはおでこと考えてもいいみたいです。

これは表情筋を使った方法で、頭皮は表情の変化で動かないので動く部分までがおでこということです。

おでこを下げるならどれくらい下げるべき?適切な距離は?

顔のパーツ配置にも黄金比というものがあり、いわゆる美人顔の特徴として額の広さは「顎先から眉毛の下のライン÷2」が理想的な額の広さと言われています。

これは額に限った話で正確には「生え際から眉頭までを1とし、眉頭から鼻の一番下までを1とし、鼻の一番下から顎先までが1となる、1:1:1の比率」が顔の黄金比です。
おでこの広さ(黄金比)
太郎
黄金比(黄金比率)とは、造形が美しく見えるバランスのことで、人の顔にもこの黄金比のバランスの考え方が当てはまるようです。

仮に顎先から生え際までが18cmであれば、生え際から眉頭まで6cmが黄金比率ということです。

ただし、やはりおでこの広さも顔全体のバランスや既存毛とのバランスがあります。狭ければいいというわけではありません。

この辺りは見た目の印象が大きく左右する部分なので判断が難しいですが、自分が納得して行うことは重要です。クリニックなどにカウンセリングに出向き、経験豊富な医師からもアドバイスをもらいながら慎重に考えると良いでしょう。

まとめ

おでこが広いと生え際が後退しているは違う

もし生え際が以前より後退しているのであればそれはAGAが進行しているのかもしれません。生まれつきであればそれはおでこが広いというだけです。

薄毛が進行しているのであれば薄毛対策を、もともと広いおでこを狭くしたいのであれば自毛植毛を考えてみると良いでしょう。

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