ハゲ隠しの定番アイテム「増毛剤(ふりかけ)」について

薄毛隠しのアイテムに「増毛剤(ふりかけ)」というジャンルの商品があります。

当サイトで紹介しているような植毛手術を行った場合でも、術後移植部に髪の毛が生え揃うまでの期間はどうしても薄毛箇所が気になるものです。

そんなときに使えるアイテムが「増毛剤」です。

増毛剤(ふりかけ)とは?

薄毛が進行した部分(生え際・頭頂部・分け目など)に特殊加工された繊維や微粒子をふりかけ、付着させることで髪の毛一本一本にボリューム感を出すための頭髪用着色剤のことです。

カツラなどを使わずに素早くボリュームアップを実現し、薄毛を隠し、洗髪時のシャンプーで簡単に洗い流すことができる簡易的な薄毛隠しのアイテムとして人気です。

あくまでも効果は一時的なもので、使うことで頭皮環境が改善されるものではありません。そのため、根本的な薄毛改善にはならないので注意してください。ただし、一時的なハゲ隠しとしては非常に効果的です。

最近の増毛剤は黒一色ではなく、茶系や白系の色も販売されており、髪色に合わせて選ぶことができます。

メリット

増毛剤を使用することで瞬時に薄毛箇所を隠すことが可能になります。
あくまでも一時的な薄毛隠しではありますが、うまく活用することで周りに薄毛がバレることを防ぐことができます。

デメリット

雨や風、汗などにより、増毛剤が流れ落ちたり、滲む(にじむ)ことで返って不自然さが目立ってしまうことがあります。また、AGAが進行中の痩せ細った髪の毛に対しては簡単にボリューム感を出せますが、AGAが進行しきった無毛部(髪のない箇所)を隠す分には不自然さが目立つためあまりおすすめできません。


適切な場所・シーンで使用する分には非常に安価で取り入れられる薄毛隠しとして効果を発揮します。

実際に植毛後の薄毛隠しとして使用した際の写真も公開していますので参考にしてください。
術後7週目(49日目):増毛剤(ふりかけ)で薄毛隠しできるかも!?

増毛剤の種類

増毛剤には大きく3つのタイプがあり、使い方や繊維の付着方法に違いがあります。

  1. スプレータイプ
  2. パウダータイプ
  3. パフタイプ

1.スプレータイプ

増毛スプレーやボリュームアップスプレーとも言われ、スプレー缶の中に入った微粒子を噴射することで薄毛が気になる箇所を着色し、カバーします。

2.パウダータイプ

「ふりかけ」という名称でも親しまれる、いわゆるハゲ隠し粉です。粉末状の繊維や微粒子を薄毛が気になる箇所にふりかけ、静電気付着させます。

3.パフタイプ

スプレータイプやパウダータイプのお手軽版とも言え、パフで頭皮をポンポンと叩くことで微粒子を頭皮に付着させます。


どのタイプの増毛剤も繊維(成分)の付着後(静電気付着後)、スプレーで固めることでより強固に付着させ、繊維の脱落を防ぐことができます。

増毛剤のタイプ別メリット・デメリット

スプレータイプ・パウダータイプ・パフタイプは使い方が違えば、繊維の付着方法も違います。それぞれのタイプのメリットとデメリットを使ってみた経験も踏まえてまとめてみました。

スプレータイプ パウダータイプ パフタイプ
メリット ひと噴きで染まる 調整がしやすい 調整がしやすい
デメリット 調整が難しい ひと手間増える

大きな違いはスプレータイプは粉と接着剤を一緒に吹き出すため、一回で染め上がります。しかし、その分プッシュの加減が難しく、強く吹きすぎることで不自然な仕上がりになったり、全体にムラができやすいです。

パウダータイプ(人工毛)は固める前に多少調整が効くため、自然な仕上がりを実現できますが、ふりかけ+スプレーが必要になったり、スプレーをかけるというひと手間が必要になります。

パフタイプはある意味でスプレータイプとパウダータイプのいいとこどりではありますが、次で紹介する繊維(成分)が微粒子タイプが多く、スプレータイプ同様滲みやすいものが多いです。

種類による大きな違いは使い方なのでどのタイプが好みかで選ぶと良いでしょう。

私はどれも使ったことがありますが、パウダー(ふりかけ)タイプが自然な仕上がりに調整しやすくおすすめです。

増毛剤の繊維(成分)

増毛剤の成分にも人工毛と微粒子タイプの2種類があり、それぞれに性質は異なります。

人工毛

人工毛タイプは人工毛と呼ぶように本物の髪の毛に似せた数mmの繊維を頭皮に振りかけることで使用します。人工毛と言うだけあり、水に濡れたり、擦ったりしても滲むことはありません。イメージ的には0.2~0.3mmの髪の毛のカスを付着させるイメージです。

微粒子

微粒子タイプは塗料を吹きかけることをイメージしてもらうとわかりやすいです。隙間なく簡単に染めることができますが、その隙間のなさが逆に不自然に感じる場合があります。

また、塗料のため擦れば滲みます。人工毛よりも付着しやすく、手軽に使いやすいという意味では優れていますが、引っ掻いたり、触ることで滲んだり、指先に付着しやすいデメリットがあります。

増毛剤Q&A

雨・汗など水で落ちやすいのか?

小雨やじんわり汗程度では落ちることはありません。
わずかに滲みが出る場合はありますが、シャンプーなどを使い、軽く擦り洗いでもしない限りは落ちません。

衣類に付着する?

増毛剤を使用したまま、寝たりすると繊維が付着する場合はあるのでなるべく頭皮と衣類などは触れないようにした方が良いです。付着した場合に着色剤が落ちるかどうかは増毛剤によるので購入前にチェックしましょう。

頭皮に悪影響はない?

繊維が頭に残り、頭皮環境が悪くなるという人もいますが、そんなことはなく、実際に使ってみてもいつも通り普通にシャンプーするだけで洗い流せるので特別悪影響を与えるとは考えにくいと思われます。

ごくわずかな微粒子のことまで言うのであれば、シャンプーも同様のことが言えますし、増毛剤をつけっぱなしで何日も過ごすのであればシャンプーしないと考えれば同様に頭皮環境にはよくありません。

増毛剤が悪影響を与えるのではなく、使用後のケアを怠ることが悪影響に繋がります。普段通りに過ごせば問題ありません。

まとめ

増毛剤自体は薄毛の根本改善には全く効果がありませんが、薄毛対策、薄毛隠しとしてはカツラや増毛に比べても安価で誰にでも取り入れやすい方法として非常に有効な手段になります。

安価で取り入れられる対策なので一時的に薄毛を隠したい場合などに使用してみてください。

増毛剤の選び方やおすすめの増毛剤は以下で紹介しているので合わせて読んでみてください。
増毛剤の選び方
薄毛隠しに効果的な増毛剤を比較!増毛剤おすすめランキング

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